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    <title>いま、1型糖尿病は</title>
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    <updated>2007-10-15T06:21:31Z</updated>
    
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    <title>13. 臨床試験について</title>
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    <published>2006-08-10T09:04:08Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　みなさんは「臨床試験」ということばを知っていますか。簡単に「治験」ということも...</summary>
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        <name>sss</name>
        
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        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2006ima/200608.gif" border="0" align="right">　みなさんは「臨床試験」ということばを知っていますか。簡単に「治験」ということもあります。<br>
<br>
  「臨床試験」とは、新しく開発された薬が医薬用薬品として国の許認可を得るために、必ず行わなければならない試験です。とても大切な試験ですが、臨床試験は、患者さんの福祉と安全、人権を守るという立場から、ヘルシンキ宣言というものに基づいて行わなければならないという大前提があります。<br>
<br>
　臨床試験にはいくつかの段階があります。一番はじめは「前臨床」といって動物実験が行われます。その後、人において行われる第１相臨床試験に入ります。人において行われる試験を特に「治験」と呼びます。治験には第１相から第３相臨床試験まであります。<br>
<br>
　第１相臨床試験は、正常者において行われるものです。時に患者さんを対象にすることもあります。第２相臨床試験以降は全員患者さんです。患者さんの協力のもとに行われます。患者さんの協力がないと行えません。<br>
<br>
　第２相臨床試験以降は、実薬（ほんとうのくすり）と偽薬（薬効のないもの）を患者さんにも知らせない方法（２重盲検法といいます）で実施する試験になります。そして、第２相臨床試験の結果、偽薬群にくらべ、実薬群に明らかな効果と安全性が証明されますと、製薬メーカーは多くの患者さんに参加いただく第３相臨床試験を実施することになります。これらはすべて厚生労働省の監督下で行われます。<br>
<br>
　第３相臨床試験でその効果と安全性が確認されますと、製薬メーカーはこの開発した薬を厚生労働省に申請する膨大な書類を作成して、許認可獲得への準備に入ることになります。<br>
　補足ですが、１型糖尿病の患者さんに対するインスリン製剤の臨床試験は、偽薬を使用することができません。これまでのインスリン製剤と比較する形式で臨床試験が行われます。<br>
<br>
　超速効型インスリン、持効型インスリンなど、いまとても便利に使用しているインスリン製剤は全部、みなさんの協力のもとにこのような臨床試験が行われ、厚生労働省の許認可を得て、今日どこの医療機関においても自由に処方できるようになっています。<br>
<br>
　これからもいろいろなインスリン製剤や糖尿病の経口血糖降下薬などの新しい薬に対して、臨床試験が行われることと思います。<br>
<br>
　みなさんの通院している医療機関の先生はみなさんにこのような臨床試験をお願いすることがあるかもしれません。みなさんに臨床試験に参加をお願いする前に、みなさんにかえって無理をお願いすることにならないか、危険性がないか、これが我々医療従事者がもっとも気をつかうところです。試験の実施自体に無理があったり、すこしでも危険性のある臨床試験は当然さけるべきです。しかしながら、まだ認可されていない薬であるがこの薬があると患者さんにはいいだろうなと思われる薬なら、積極的に臨床試験を行なっていきたいと思います。<br>
<br>
　これまで大きな病院や大学病院でしか、臨床試験を行うことができませんでしたが、いまではクリニックでもできるようになりました。クリニック単位で臨床試験を行うためには、臨床試験実施に必要な委員会や人材を養成する必要があります。<br>
<br>
　臨床試験をきちんとおこなうことは、患者さんにもいくばくかの無理が生じるかもしれませんが、医師のほうも簡単なことではありません。治験コーデイナータという職種の方の力も借りて、医師自体がきちんと行うという意思を持っていなければ臨床試験を貫徹することはできません。また、医師が患者さんとしっかりと意思疎通ができていなければできません。<br>
<br>
　すでによく使用されている薬でも、これまでに認可されている薬効以外に、特別の大事な作用が見つかることがあります。このようなときでも、同様の特別な臨床試験が必要になります。]]>
        
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    <title>14. 国際糖尿病連合の「糖尿病に対して団結して立ち向かおう」キャンペーン</title>
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    <published>2006-09-06T01:36:26Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　糖尿病に関する研究、臨床、その他、すべて糖尿病に関する国際的な会議が３年ごとに...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[　糖尿病に関する研究、臨床、その他、すべて糖尿病に関する国際的な会議が３年ごとに、世界のどこかの国で開催されます。この会議の主催者は、国際糖尿病連合(International Diabetes Federation, IDF)という組織で、会議の名前は国際糖尿病会議(World Diabetes Congress)です。第15回が1994年に神戸で開催されたのが日本ではじめてのことでした。今年（2006年12月)は、第19回国際糖尿病会議が南アフリカ連邦のケープタウンで開催されます。今回の会長は国際小児思春期糖尿病研究会の会長を長らく勤められたオーストラリアの小児科医シリンク教授<sup>*</sup>です。<br>
<font color="696969"><sup>*</sup>Dr. Martin Silink (Professor of Paediatric Endocrinology, University of Sydney, Australia)</font><br>
<br>
<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2006ima/200609.gif" border="0" align="right"><div class="title3"><b>Unite for Diabetes</b></div>
　国際糖尿病連合は、世界的に糖尿病人口が爆発的に増加している現状を危惧し、糖尿病に関する研究や臨床、その他すべての糖尿病に関する活動を通じて何かできることはないかと考え、<a href="http://www.idf.org/home/" target="_blank"><b>Unite for Diabetes</b></a>というキャンペーンを今年に入ってから世界レベルで行ない、国連の協力のもとに最終的に国連決議を求めようとしています。<br>
　国際糖尿病連合は過去にも、糖尿病が人類の健康を大いに損ねることを予測し、啓蒙活動を<nobr>十分</nobr>にすること、そして糖尿病ケアを充実させることなどを<a href="http://www.idf.org/home/index.cfm?node=839" target="_blank"><b>セント・ビンセント宣言</b></a>(1989年)として声明しています。<br>
　この度の<b>Unite for Diabetes</b>を日本語に直せば、<b>糖尿病に対して団結して立ち向かおう、戦おう</b>ということでしょうか。シリンク先生は正式には12月まで次期会長（12月から正期の会長）の立場ですが、先生の意気込みが伝わって、もうこのキャンペーンに呼応する各分野での活動がはじまっています。
　
<div class="title3"><b>Unite for Diabetes</b>の活動</div>

　<b>Unite for Diabetes</b>は、以下の対象別グループに分かれて活動を開始しています。１型および２型糖尿病のヤング（小児と思春期)の方々、糖尿病をもつ高齢者の方々、糖尿病を持つ原住民の方々、糖尿病をもつ移民の方々、そして糖尿病妊婦の方々です。<br>
　わたしは「糖尿病のヤング」グループの６名の実務実行委員会のひとりとして、異なる事情と様々な考えを持つ他国のメンバーと共に、この仕事を進めています。ちなみに、妊婦グループには大森安恵東京女子医科大学糖尿病センター前センター長（同大学名誉教授）がメンバーになっておられます。<br>
<br>
　ヤンググループの第１回の会合は、2006年アメリカ糖尿病学会（シカゴ)の期間中に行ないました。その後は電話会議で補い、2006年に英国で開催される国際小児糖尿病研究会やデンマークで開催される2006年ヨーロッパ糖尿病学会、2006年の国際糖尿病連合の世界糖尿病会議などの機会に会合をもちながら、最終的にひとつの憲章という声明文を作成していくことになります。<br>
　第１回の会合でメンバーのいろいろな話を聞きますと、国の経済状態と治療状況ないし治療の厚みが、いまなお相関していることを再確認できます。悲惨な国がまだまだ多いようです。
　
<div class="title3">国際糖尿病連合憲章から国際連合決議へ</div>

　予定では2007年11月14日の世界糖尿病デーに、この憲章が糖尿病に関する国連決議（UN resolution）として昇華されるであろうといわれています。<br>
<br>
　具体的には、全世界の糖尿病をもつ若者(１型も２型も)がどのように大変な思いをしているか、そして糖尿病に対してどのようなまちがった認識をされているか、経済的なことで治療がどのようにうまくいっていないのかなどを明らかにし、それらに対して今後どのようにしていくといいのか、実務実行委員会はまず叩き台の文章を作成し、そして、メンバーを増やした拡大委員会に答申し、討議してもらい、さらに文章を練っていきます。<br>
<br>
　この憲章あるいは決議は、それ自体、国や地域に何かを行なわせる権限をもっているものではありません。しかし、２１世紀の今、我々医療従事者、健康に関する行政に従事している者などがどの方向に向かって、糖尿病撲滅のために活動しなければならないのかをより明らかにするでしょう。<br>
　2007年に国際糖尿病連合(IDF)ならびに国連から発せられる、各グループの声明を統合した憲章あるいは決議が、流行病のように広がりつつある地球規模的糖尿病人口の増加および糖尿病に対する無理解に対して、強力な歯止めの力となることを願っています。<br>
<br>

＜追伸＞<b>好学のために</b><br>
　世界医師会は1964年に<a href="http://www.med.or.jp/wma/helsinki02_j.html" target="_blank"><u><b>ヘルシンキ宣言</b></u></a>を発表しています。これは、ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則を述べたものです。たとえば、臨床試験や医学的な実験などは、この宣言に則って、倫理的配慮をし、不利益がないように配慮しています。

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    <title>15. 注射はほんとうに痛い？</title>
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    <published>2006-10-03T07:09:15Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　このところ1型糖尿病を発症して1週間とか、1カ月後とか2カ月後の時期の、10歳...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2006ima/200610.gif" border="0" align="right">　このところ1型糖尿病を発症して1週間とか、1カ月後とか2カ月後の時期の、10歳未満のお子さんが多く初診にみえます。<br>
　来院の理由は、いままでの病院で初期のケトアシドーシスの治療をしてもらったが、今後の継続治療については専門病院でお願いしたいと紹介状をもって初診されたり、これまでの病院は継続治療に慣れていないからとご家族が判断されたりとか、この際専門病院を受診してみたいとか、注射以外の治療について知りたいとか、膵移殖について知りたいなどなど、理由やお気持ちはさまざまです。<br>
　この時期は、ご両親にとって、突然にお子さんが注射をしなければならない病気になったことを、ともすれば信じられない、受け入れられない時期であります。<br>
　毎日続けるインスリン注射も「注射って痛そう」、「痛くないって言うのは信じられない」という心境ではありませんか。

<div class="title3">注射の針を刺してみましょう</div>

　「お子さんにインスリン注射が始まってから、おとうさん、おかあさんは自分で自分の体に、インスリン注射の針を刺してみましたか」。<br>
　このような質問をしますと、「とんでもない。私は糖尿病ではありませんから」という答えが多く返ってきます。注射してインスリンを体に入れてみましたかとお聞きしているのではなくて、インスリン注射に使う針を、針だけを刺してみてみましたかとお聞きしているのですが、やはり「いいえ」というお答えが多くかえってきます。<br>
　たしかに、痛みの神経に当たればどんな注射でも痛いです。しかし、痛みの神経は皮膚表面にまばらにありますので、当たる確率はそんなに多くないのです。できたら、皮膚をちょんちょんと突いてみて、痛いところに当たったら、1mmくらいずらせば、痛みの神経からはずれます。神経にあたるのはたまたまなのです。<br>
　お子さんの前で、針を刺して、「ほら、おかあさんも刺したよ」と見せてください。お子さんはきっと納得すると思います。そして、おかあさん自身インスリン注射がそんなに痛いものではないことがわかります。

<div class="title3">慣れてしまえばなんでもない</div>

　おかあさんがお子さんに注射する時に、痛そうという気持ちで注射していたら、どうでしょう、される方のお子さんは、実際はそんなに痛くなくても痛いものなのだと認識してしまい、注射されることをいやがるようになってしまいます。だって、おかあさんがいやな顔をして自分に注射するのですから。<br>
　採血もそうです。病院で採血するのをとてもいやがるお子さんがいます（当センターに通院中のお子さんの多くはどんなに小さくてもいやがらずにあっという間に採血させてくれます。たいへんびっくりすることです）。<br>
　以前、通院まもないお子さんで、とても採血をいやがるお子さんがいました。ある時、なぜ自分だけ採血されるのだ？という疑問をもっていることがわかり、それから数回採血の度にご両親も一緒に採血させていただきました。お子さんはすぐ納得してくれて、その後はなにも問題なくなりました。

<div class="title3">もうひとつ・・・</div>

　おかあさんがたはお子さんの指から採血し血糖測定を頻繁にすることには抵抗はないのですが、インスリン注射回数は減らそうという気持ちを意外に多くもっていらっしゃいます。これは、まったく逆の結果になります。<br>
　必要とわかれば、余分にインスリン注射をすることになってもいいのです。頻回に注射するほうが実は血糖コントロールしやすいのです。もちろん、必要以上に細かく注射する必要はないんですが。<br>
　でも血糖測定の回数はできるだけ、少なくなるように考えて測定しましょう。<br>
　血糖自己測定の針は、注射時の針に比べれば意外に痛いかもしれません。採血する場所（指の横腹！！！）と、指の皮を張って、皮にそっと穿刺器具を乗せて（抑えない！！）パチッとやれば、それほど痛くないですよ。]]>
        
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    <title>16. DCCT／EDICの結果は？</title>
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    <published>2006-11-15T04:49:41Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　DCCT研究（Diabetes Control and Complicatio...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[　DCCT研究（Diabetes Control and Complications Trial）のことはもうみなさんご存知のことと思います。簡単に述べますと、良好な血糖コントロールをすれば糖尿病性合併症の発症や増悪が抑制されるかという疑問（「抑制される」と仮説する）に対して、1型糖尿病の患者さん（アメリカ1440名ほど）の協力のもとに、この仮説が正しいかどうかをおおよそ9年かけて検証した研究です。<br>
　結果は正しいということでした。<br>
<br>
　良好な血糖コントロールを続ければ合併症の発症および増悪が抑制できるということです。<br>
　今では当たり前のことですが、この結果が発表された1993年以前には、科学的な調査によってこれを検証したものはなかったのです。良好な血糖コントロールの患者さんは合併症になりにくいようだと思われていましたが、誰もが疑う余地のないくらいに検証されたDCCT研究の結果によって、はじめて明らかにされました。

<div class="title3">DCCT研究</div>

　さて、DCCT研究では以前に臨床試験のことで書きましたように、患者さんを2つの群（この場合、「良好な血糖コントロールを推し進める群」と「これまで通りの血糖コントロール群」の2群）に分かれて長期間（約9年）の合併症の発症程度を見たわけです。以前に臨床試験のところで書きました無作為に2つの群にわける方法で行われました。

<div class="title3">DCCT／EDIC研究</div>

　DCCT研究終了後、「これまで通りの血糖コントロール群」の皆さんに希望を募って「良好な血糖コントロールを推し進める群」に入ってもらって、両群とも、「良好な血糖コントロールを推し進める群」になって、その後の合併症発症がどうなっていくかを調査する研究がまた始まりました。これがDCCT／EDIC研究です。<br>
　DCCT時代の9年間の「これまで通りの血糖コントロール群」の平均HbA1cは9％、「良好な血糖コントロールを推し進める群」は平均7％でした。<br>
　DCCT／EDICになってから、両群とも（つまり全員）頻回注射などになって「良好な血糖コントロールを推し進める群」になったわけです。4年経過、7年経過、最近は11年経過した時点のHbA1cが報告されていますが、2群間の違いはなく、HbA1cの平均は8％です。<br>
　つまり、DCCT時代の「良好な血糖コントロールを推し進める群」はDCCT時代の9年間のHbA1c7％からDCCT／EDICの11年間は8％で、同様にDCCT時代の「これまでの血糖コントロール群」はHbA1c9％から8％に下がったまま推移してしたわけです。

<div align="center"><IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2006ima/200611.gif" border="0"></div><br>

<div class="title3">糖尿病合併症の発症は？</div>

　さて、糖尿病合併症はどうなりましたでしょうか。DCCT時代の「これまでの血糖コントロール群」は、HbA1cは良好になって8％になっているのですが、糖尿病網膜症も糖尿病腎症もそして大血管合併症（心筋梗塞、脳卒中など）、どれを調べても、DCCT時代の「良好な血糖コントロールを推し進める群」より有意に糖尿病合併症を発症しているがわかりました。

<div class="title3">メタボリックメモリー</div>

　これは、「あたかも過去9年間の良好な血糖コントロールの影響がその後も、少なくとも11年は続いている」という解釈になります。今後も次々と結果がでるでしょうから、何年この影響が続くのか、そのうちはっきりするでしょう。しかしながら、少なくとも11年は続いているということですね。これを「メタボリックメモリー」と呼ぶ研究者もいます。まさしく、体が過去の良好な血糖コントロールを記憶しているかのようです。
<BLOCKQUOTE><b>付記</b>
　糖尿病は日本でも海外でも著しい患者数の増加を見せています。数年前から糖尿病対策推進会議（厚生労働省の支援で、日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が中心）が糖尿病の一次予防、治療体制の充実に力をいれています。<br>　また、今年から全国を対象にする大規模臨床研究として、2型糖尿病に対する「糖尿病予防のための戦略研究（DOIT1、DOIT2、DOIT3）」｛（財）国際協力医学研究振興財団、厚労省｝と「早期糖尿病の進展抑制に関する無作為化比較試験」｛日本糖尿病進展抑制研究会（JEDIS）、（財）糖尿病財団｝がはじまりました。どの研究でも質の高い積極的な治療や生活管理が行われます。<br>
　そして、これらの研究成果は、日本の糖尿病治療の新たな展開をもたらすものと期待されています。
　もし、あなたがどれかの研究に該当するので参加していただけませんか？といわれたら、担当の先生に疑問や不安な点をよくお聞きした上で、積極的に参加されることを希望します。</BLOCKQUOTE>]]>
        
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    <title>17. インスリン注射によって“も”引き起こされるメタボリックシンドローム？</title>
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    <published>2006-12-14T05:10:03Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>メタボリックシンドローム 　メタボリックシンドロームという言葉を最近よく耳にしま...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[<div class="title3">メタボリックシンドローム</div>

<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2006ima/200612.gif" border="0" align="right">　メタボリックシンドロームという言葉を最近よく耳にします。先日は有名なタレントが司会しているラジオ番組でも取り上げていました。「メタボ」という愛称をつけて呼んでいました（笑）。<br>
　肥満に加えて、高血圧、高脂血症、高血糖値（軽度であっても）のどれか2つをもつときメタボリックシンドロームと呼ぶことになりました。なぜなら血糖値以外にもこれらの値が高いまま続くと、将来心筋梗塞や脳梗塞などになりやすいことがわかってきたからです。<br>
　メタボリックシンドローム治療の第1は「まず、痩せましょう」と、いま厚生労働省もやっきになっている病態です。

<div class="title3">インスリン抵抗性</div>

　肥満、血圧、血清脂質（コレステロールや中性脂肪など）、血糖の間には緊密な関係があり、「肥満してくると、血圧もあがり、血清脂質や血糖値も上昇してくる」と考えられています。つまり、この4つの土壌、根っこは同じところではないか、という考えです。<br>
　これは「インスリン抵抗性がある」と表現することもできます。「体内に<nobr>十分</nobr>な自前のインスリンが存在するのですが、このインスリンの血糖を下げる力が弱くなる」、言いかえれば、「インスリンが効くべき大事な臓器つまり筋肉、脂肪組織や肝臓が、インスリンの効きにくい状態になっている」と言えます。<br>
　インスリンの効きを悪くするホルモン様物質が脂肪組織から分泌されていることも最近知られてきました。

<div class="title3">節約遺伝子</div>

　「インスリンが効きにくい体」、これは大昔、食べ物がない時代を乗り越えてきた人類の宿命といえるものかもしれません。食べ物がほとんどないがゆえにわずかの食べ物摂取から十分なエネルギーを得ることができるように、「節約（倹約とかいいます）遺伝子」を我々の祖先がもつようになったと考えられています。この遺伝子をたくさんもっている人類が長生きできて繁栄してきたとも言われていま<nobr>す。</nobr><br>
　2型糖尿病の糖尿病体質をもつということはこの「節約遺伝子を多くもっている」ことと同じと考えていいですね。現代の人類は多かれ少なかれこの遺伝子を祖先からもらってきたことになります。

<div class="title3">動脈硬化</div>

　メタボリックシンドロームの定義やこの病態をどのように考えるかについては、まだまだ議論のあるところで、国際的にも統一した見解がない状態です。しかし、ちょっと小太りで、血圧もちょっと高めで血糖値もちょっと高めというお父さんに、タバコの習慣があるとやはりいままで説明したような病態が心配になります。言ってみれば、早く動脈が硬化するということです。<br>
　もちろん年を取るということは、なにをかくそう動脈が硬化することでありますので、だれでも最後は動脈硬化を起こしてくるのですが、自分が年相応の動脈硬化の状態なら、まあよろしいと考えていいでしょうね。

<div class="title3">1型糖尿病にも肥満が</div>

　ところで、昔と違って1型糖尿病の方は最近とても体格がよろしいですね。昔はやせている方が多かったように思います。血糖コントロールが良くても悪くても痩せ気味でした。<br>
　1型糖尿病の食事は普通のままでいいのだ、ということが最近浸透してきたためか、最近は体格がよく、身長の伸びがよく、時には肥満じゃないの？という方も多くみかけるようになりました。肥満1型糖尿病の方などは、もしかしたら2型糖尿病でインスリン注射しているのかしら、と一見見間違えるほどです。
　肥満していますと、やはり血圧が上がってきたり、コレステロールが高くなってきたり、尿酸値が高くなってきたりと、こちらのほうも心配になってきます。<br>
　糖尿病合併症がこれらの値が高いことが原因で起こってくるのではないか、という研究者もでてきました。

<div class="title3">時代とともに</div>

　「1型糖尿病という病気はどんな病気か」これを1型糖尿病の概念といいます。しかしながら、1型糖尿病の概念は時代によって変わってくるように思います。<br>
　ご両親が2型糖尿病で、自分は1型糖尿病を発症したという場合もあります。よって、インスリン抵抗性をもった1型糖尿病というのも、おかしい話しではなくなってきます。<br>
　現に、英国の研究者は、大きく成長する子どもの方が1型糖尿病を発症しやすいのではないか、ということを言っています。これはこれからまだまだ研究していかなければならないところです。]]>
        
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    <title>18. なぜ血糖自己測定をするのか</title>
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    <published>2007-01-15T07:14:48Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　新年にあたって、なぜ血糖自己測定をするのか、あらためて考えてみたいと思います。...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200701.gif" border="0" hspace="20" align="right">　新年にあたって、なぜ血糖自己測定をするのか、あらためて考えてみたいと思います。インスリン治療しているから、かならず血糖自己測定しなければならないという理由はありません。<br>
　ならば、なぜ毎日、決まった時間に血糖測定しているのでしょうか。毎日する必要があるのか、決まった時間にする必要があるのか、1年の初めに、もう一度、頭をひねってみましょう。

<div class="title3">血糖自己測定は万能か？</div>

　「血糖測定しているからHbA1c値を良好に（少なくとも6.5％以下に）保つことができている、血糖測定していなければHbA1cを良好に保つことができない」と思っている方はいらっしゃいませんか。<br>
　また、「最初の頃は血糖値に対して新鮮な感動をもって低くしようとしていたが、長くやっているうちに、少し血糖が高くても急にどうにかなるわけではないという気持ちになってしまい、いまはナアナア気分で血糖自己測定している」ようなことはありませんか。

<div class="title3">低血糖を感じるのは頭（中枢）です</div>

　以前にも書いたかもしれませんが、「低血糖だと感じたので血糖測定したら低くなかった」、「高血糖だと思って血糖測定したらそんなに高くなかった」という経験は皆さんありませんか。<br>
　「ある」と答えた方にお聞きします。測定値が正しいと思っていて、自分の低血糖症状はいいかげんだと思っていたことはありませんか。そうすると「自分は血糖の低い、高いを間違えて感じてしまうようだ。だから、血糖測定していないと自分の血糖値を自分でわからない人なのだ」と納得してしまったり、主治医の先生に「どうも低血糖の症状がわからなくなりました」と言うようなことも起こったりします。<br>
　ここで本当に問題なのは「低血糖症状があるのに、測定したら値が低くなかったので、この感じ方は低血糖とは違うのだ」と思ってしまうことです。測定した値が低くなかったからといって、低血糖ではない？　もしかして、これは低血糖だったかもしれませんよ。つまり、指先の血液で測定したら低くないというだけであり、ほんとうに「自分の頭の脳は低血糖症状だと感じていたかもしれない」のです。

<div class="title3">指先の血糖値は遅れることがある</div>

　たとえば、こんな経験はありませんか。「低血糖だと思って血糖自己測定したら低くない、しかしその後数分してから血糖を測定したら低くなっていた」という経験はありませんか。<br>
　血糖値がけっこう急降下するときには、指先の血糖値が頭内の低い血糖値に付いて来れないというような状況が起こってきます。本当に低血糖なのに、まだ指先の血糖を測定しても低くならないということです。言い換えれば、我々が低血糖だと感じるのは頭の中であって、指先の血糖値の値によって感じているのではないということです。<br>
　私は患者さんに、「自分が低血糖だと感じたときはたとえ測定した値がいくつであっても、低血糖なんですよ、低血糖と書いておいてください」とお願いします。逆の高血糖のときもそうです。「高血糖だと思うときは高血糖」と書いてもらいます。「測定値がいくつであれ」です。「自分に正直になって」ということもあります。

<div class="title3">低血糖症状そのものも病気になって年月が長くなると変化していく</div>

　もちろん、低血糖症状そのものが以前と変化していくことはよくあります。インスリン注射開始したころの低血糖症状と、5年後、10年後の低血糖症状は異なるといっても過言ではないでしょう。このことはまたあらためて書きましょう。

<div class="title3">なぜ測定しようと思ったか、そしてどうなったか</div>

　血糖測定することが悪いのではありません。血糖測定してもいいのです。ただ、「なぜ今、測定しようと自分は考えたのか」ここが大事なことです。<br>
　「いつもと違う食事だったから」、「いつもと違う食事時間になったから」、「高いと思って前回の食事のときにインスリンを2単位増加させたから、これが丁度合っているかどうか確認したかったから」などいろいろな理由があります。これが大事なことなのです。<br>
　朝起きたから測定する、寝る前だから測定するではなく、「夕食前のインスリンを増加させてみたから、その後どうなったか」とか、「今日は忙しかったから、夜中に下がるかどうか心配だったから」などといった理由があるととてもいいですね。<br>
　こうすれば理由（原因）と答え（結果）を経験として蓄えていくことができると思います。]]>
        
    </content>
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    <title>19. Unite for Diabetes その2</title>
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    <published>2007-02-08T06:40:57Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　昨年9月のこのコーナーで、Unite for Diabetesのお話をしました...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[　昨年9月の<A HREF="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/2006/09/14.html" target="_blank">このコーナー</A>で、Unite for Diabetesのお話をしました。

<div class="title3">Unite for Diabetesキャンペーンとは</div>

<table border="0" align="right" cellspacing="20" cellpadding="10" width="200"><tr><td class="moji3" bgcolor="ffffff" align="center"><IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/calendar/2006ima/ufd_logo.gif" border="0" width="162" height="133" vspace="8"><br>
<br>
<A HREF="http://www.unitefordiabetes.org" target="_blank">unite for diabetes ホームページ</A><br><IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/calendar/2006ima/20061221.gif" border="0" width="230" height="272" vspace="8"></a>
<br>
<A HREF="http://petition.unitefordiabetes.org/form.php" target="_blank">unite for diabetesの署名サイト<br>
<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200702-1.gif" border="0" width="230" height="317" vspace="8"></a>
<div align="left">この請願書の署名について・・・<br>
<br>
私は国際連合の加盟国に、深刻な糖尿病と、世界中での糖尿病の蔓延に対策するための、国連決議を支持するよう願います。
<ul><li>健康を増進するための多国間での努力が、緊急に必要とされています。
<li>糖尿病の予防、糖尿病の治療とケアのための国策を進めることが必要で<nobr>す。</nobr>
<li>11月14日は世界糖尿病デーとして、国際連合により公式に執り行われます。
</td></tr></table>

　Unite for Diabetesキャンペーンとは、「糖尿病という病気を放置すればサイレントキラーとなること」をしっかりと世界各国が認識し、糖尿病の予防や治療に対して世界各国がこぞって前向きに対策してくれるよう、国連まで話をもっていき、さらに現在糖尿病関係者の中で「世界糖尿病デー」と決めている11月14日を、国連公認の「世界糖尿病デー」として決定してもらおうというキャンペーンです（ちなみに、11月14日というのは、インスリンを発見したバンティング博士の誕生日です）。<br>
<br>
　このキャンペーンが成功するように、キャンペーンの原動力の国際糖尿病連合（IDF）をはじめ、IDFに所属している各国の糖尿病学会や協会、糖尿病に関係する製薬メーカーがいち早く賛同の意思を表し、その後だんだんとこのキャンペーンに賛同してくれる団体、国の数が増加するようになりまし<nobr>た。</nobr>

<div class="title3">キャンペーンへの署名運動</div>

　このキャンペーンの賛同を募る個人レベルの署名運動もインターネットではじまっています。
unite for diabetesの<A HREF="http://petition.unitefordiabetes.org/form.php" target="_blank">署名サイト</A>にアクセスしてください。

<div class="title3">祝　国連決議！！</div>

　昨年12月の、南アフリカ連邦のケープタウンで開催された国際糖尿病連合主催の世界糖尿病会議は、まさしくこのキャンペーン一色でさらにパワーアップする機会になりました。<br>
<br>
　それが実ったのでしょう。10日あまりの後の12月20日に、国連は11月14日を世界糖尿病デーにする決議を採択してくれたのです。<br>
<br>
　これは長い糖尿病予防、治療の歴史、そして世界中の糖尿病患者さんにとって、快挙といえるものでしょう。世界各国の上部に位置する国連がこのキャンペーンに賛同し、そして各国に「糖尿病についてしっかりやってください」と国連から強力なメッセージが発せられたことに他ならないので<nobr>す。</nobr>

<div class="title3">国連決議とは</div>

　国連決議（UN resolution）、これは国連の決定方法のなかでももっとも重いものです。このため国連決議が採択されるためには国連に属しているほとんどの国の賛成が必要となります。<br>
<br>
　日本のように経済力のある国はまだしも、発展途上国などは国の経済もままならないうえに糖尿病患者さんの爆発的な増加があり、今後も爆発的に増加していくことがわかっています。労働人口の低下は目にみえています。さらに国が破綻していく可能性が大きいでしょう。よって、どうしようかと迷っている発展途上国も多かったと考えられるのですが、「事情はどうであれ今の糖尿病人口をくい止める、糖尿病からくる合併症をくい止める、これしかない」と発展途上国各国が真剣に考えて決断を下し、そして国連もそれを評価しサポートするという決議になったといえま<nobr>す。</nobr>

<div class="title3">国連決議がどうして早くに採択されたか</div>

　このキャンペーンの中心的人物はIDF会長シリンク教授です。昨年6月ごろからUnite for Diabetesキャンペーンがはじまり、現在、IDF憲章作成ワーキングメンバーが草案作りを進めていますが、このなかに大森安恵東京女子医科大学名誉教授、糖尿病センター前所長が「糖尿病と妊娠」、内潟が「小児、ヤング糖尿病」にメンバーとして参加しています。<br>
<br>
　実は当初、2007年11月14日までに国連決議を！！という目標で行なっていました。しかし、うれしいことに昨年12月20日に国連決議が急きょ成就したのです。これには多くの発展途上国がこのキャンペーンに賛同してくれたことが大きな力になったそうです。<br>
　我々は、各国の行政部署の「糖尿病に関するガイドライン」となる、IDF憲章を立派なものに仕上げる作業に、引き続き邁進します。<br>
<br>
<b>急告</b><br>
　IDF憲章作成ワーキングメンバーは、小児糖尿病、高齢者糖尿病、移民の糖尿病、先住民の糖尿病、糖尿病と妊娠の5チーム（1チーム6名）ですが、「糖尿病と妊娠のワーキングメンバー」が、来る2月28日に、シリングIDF会長同席のもとに、国連本部でランチタイムに会議を開き、そのなかで大森安恵先生は「糖尿病と妊娠」に関するスピーチを担当され、妊娠と糖尿病のグローバルキャンペーンに重要な役割を果たされます。]]>
        
    </content>
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    <title>20. 若年発症2型糖尿病にも目を向けて</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://dm-medical.net/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=10/entry_id=322" title="20. 若年発症2型糖尿病にも目を向けて" />
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    <published>2007-03-14T05:15:58Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　インスリン治療は、1型糖尿病はもちろん、2型糖尿病の患者さんにもお願いすること...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200703-1.gif" border="0" hspace="0" align="right">　インスリン治療は、1型糖尿病はもちろん、2型糖尿病の患者さんにもお願いすることがよくあります。

<div class="title3">2型糖尿病でなぜインスリン治療が必要？</div>

　2型糖尿病は基本的に自分の膵臓からインスリンを分泌することが少なからずできます。<br>
　しかし、この分泌能力が不足している方が若い2型糖尿病の方にみられます。徐々に減少してくるので、1型糖尿病の発症のように華々しくいついつから急に体調を崩したというはっきりしたものはありませんが、インスリン分泌が<nobr>十分</nobr>でないので、気がついたときには倦怠感、高血糖、HbA1cが高値をきたしてきます。<br>
　まだインスリンが分泌されているとはいっても、体の成長期（インスリン拮抗ホルモンに打ち勝って血糖を正常化させなければならない）なので、インスリン治療にしたほうがベターです。膵臓への高血糖ストレスが長いほど、膵臓は早く傷みやすいのです。

<div class="title3">2型糖尿病でも急に高血糖になったときには</div>

　一方、肥満体質で高血糖が発見される若い2型糖尿病の方もいます。膵臓からインスリンは十分に分泌されているとはいえ、やはり毎日高血糖という大きな負担をかけているといえます。食事を減らして膵臓への負担をできるだけ早くに取ってあげることがベストです。<br>　しかし、そういうことを知らずに、一度に大量の糖分を摂取してとてつもない高血糖になることもあります。このときは早期にインスリン治療にして膵臓への負担をできるだけ早く取り除く治療をおこなうことがよくあります。

<div class="title3">若年発症2型糖尿病患者さんの治療の多様化</div>

　2型糖尿病患者さん全員にインスリン治療をするわけではありません。食事、運動（体を動かすことの意味、散歩もよし、階段を使用することもよし）が基本です。この基本ができていなければ、その後の飲み薬やインスリンによるどんな治療も失敗してしまいます。失敗とはどういうことかというと、合併症が発症してしまうことです。

<div class="title3">若年発症2型糖尿病患者さんに注目</div>

　いまや10代の若者の糖尿病患者さんは1型糖尿病と2型糖尿病が半分半分で、しかも徐々に2型糖尿病が1型糖尿病を圧倒してきています。昔と大きく様変わりしてきました。<br>
　小児期発症の1型糖尿病の患者さんにはサマーキャンプなどの社会的サポートがありますが、小児期発症2型糖尿病の患者さんにはまったくといっていいほど、社会的サポートはありません。

<div class="title3">これからどうするか</div>

　肥満したのは自分の問題だ、自分で直せばいいのだ、と思う気持ちもおこってくるかもしれませんが、1型糖尿病で培ったインスリン療法の技術や経験、あるいは食事や生活のことなど若年発症2型の方たちにもとても大切なことが多いので、むしろ1型の方たちに協力してもらう時代がくるように感じています。<br>
　昨年末から、全国規模で若年発症2型糖尿病の実態調査を開始しました。糖尿病に関心ある先生方に、若年発症2型糖尿病にも関心をもってもらい、そして一緒にやっていこうという運動であります。<br>
　私はその次の段階として、1型糖尿病の方たちと若年2型糖尿病の方たちのなにか交流や連携ができないかなと考えたりしています。<br>
　1型糖尿病であっても2型糖尿病であっても、将来の人生をいいものにしたいという気持ちが、日本の少子化時代への突入に一石を投じることになればと思っています。]]>
        
    </content>
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    <title>21. 低血糖症状は変わる</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://dm-medical.net/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=10/entry_id=343" title="21. 低血糖症状は変わる" />
    <id>tag:dm-medical.net,2007:/mt32/ichigata//10.343</id>
    
    <published>2007-04-13T02:38:52Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　インスリン治療している皆さんは、一度は低血糖を経験していることでしょう。「なん...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[　インスリン治療している皆さんは、一度は低血糖を経験していることでしょう。「なんども、いやになるほど経験しています」という方もいらっしゃるでしょう。<br>
<br>
<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200704-1.gif" border="0" align="right">

<div class="title3">最近の低血糖に関する報告</div>

　低血糖症状が出てきて、低血糖に気づくくらいの低血糖を何回もおこしても、知能や認知機<nobr>能に</nobr>まで影響することはないと,最近また論文がでてきました。とんでもない低血糖（故意に大量のインスリン注射をして低血糖をおこすような）でなければ、それも頻回におこすことがなければ、体に影響することはないという結果でした。<br>
　低血糖症状について、今回は考えて見たいと思います。

<div class="title3">低血糖症状について</div>

　皆さんには、どんな症状がでてきますか。<br>
　「どきどき」、「手に汗を握るような」、「いらいら」、「空腹感が強くなる」、などが一般に教科書に書いてある症状です。<br>
　皆さんもインスリン注射を開始したばかりのときは、このような症状が低血糖であると教えてもらい、実際、低血糖のときは、どきどきしたり、いらいらしたり、ぼーっとしたり、考えがまとまらなくなったりしたと思います。

<div class="title3">大きく2種類ある低血糖症状</div>

　低血糖の症状は主に、2つの種類に分かれます。「自律神経症状」と、「中枢神経症状」です。<br>
　「自律神経症状」は、いらいら、どきどきに代表されるものです。これは、低血糖になったために体が反応して、インスリン拮抗ホルモンをたくさん分泌したために出現する症状です。<nobr>極</nobr>度に興奮したり、おこったり、緊張したりしたとき、どきどきしますね。このときにたくさん分泌されるホルモンとインスリン拮抗ホルモンは同じものです。<br>
　覚えていますか？　インスリン拮抗ホルモンは、インスリンと反対の作用を持ちます、つまり血糖を上昇させようとします。<br>
　ですから、低血糖のときの「自律神経症状」というのは、低血糖に反応して血糖を上昇させようとしている症状といえます。そして、血糖が上昇し始めているということを表しているのです<nobr>ね。</nobr>「自律神経症状は」、血糖を上げようとしているホルモンの働きによる症状とも言い換えることができます。<br>
　「中枢神経症状」というのは、ぼーっとしたり、考えがにぶくなったり、字が読みづらくなったり、変な行動をしたりする症状です。

<div class="title3">初心者の低血糖症状と長く注射している方の低血糖症状</div>

　さて、低血糖の症状は、インスリン治療をし始めの初心者のころと、長期にインスリン治療しているベテランと、出てくる症状は同じでしょうか。どうも、低血糖の症状が最近違うようになったと感じている方はいませんか。<br>
　そうです。年数が経つにつれて、症状が変わってくるようです。<br>
  初心者のころは、まさしく教科書通りといっていいかもしれません。汗はいっぱいでるし、どきどきはするし、いらいらはするし・・・。<br>
　ところが、7から8年くらい良好な血糖コントロールのもとにインスリン治療をしていると、このような症状はあまり出なくなります。「汗をかかなくなったし、どきどきもあまりしないのですが」とよく言われます。<br>
　逆に、時計の数字が読みづらくなることで低血糖がわかるとか、経理の仕事をしているが文字が読みづらくなるとか、製図を書く方はまっすぐの線が引けなくなるとか、そんなことで低血糖になりつつあるのをキャッチできると言います。<br>
　また、喉が渇く、トイレに行きたくなるという症状もあります。高血糖のときの症状と似ています（食事前におこってくるのど渇きなので、高血糖と区別はすることができます）。<br>
　また、顔色が青白くなって他人から指摘されてはじめて気づくという方もいます。自分ではどうしてもわからないという方でも、回りの方の方が先に気付くのは、「顔色で！」ということもよくあります。

<div class="title3">顔色でキャッチしてみる無自覚性低血糖</div>

　無自覚性低血糖の方は、低血糖の前兆、つまり前駆症状、低血糖のときの症状をキャッチできないために、意識を失ってしまう場合が多いようです。もし、自分の低血糖症状を早くキャッチできていたら、おこさないのではないかと思われる方が多いです。<br>
　こんな場合にも、顔色が青白くなるということを、他人が自分より先に気づいていることがあります。
ならば、工夫しましょう。机など、ちょっとしたところに、自分用の小さな鏡を置いてみましょう。そして、ときどき、鏡を見ることにしましょう。折に触れて、できたら、ちょっと頻回にみることにしましょう。<br>
　特に、食事時間の1時間前くらいにはいつもかならず見ることにしましょう。<br>
　こんなことで、すこしでも無自覚性低血糖が解消されれば、いいですね。

<div class="title3">自分なりの低血糖症状を考えてみる</div>

　はからずしも低血糖になったときは、ずっと時間をタイムスリップさせて、数時間前からの状態をもう一度考えてみませんか。<br>
　なにかないか、なにかないか、とさがしてみましょう。意外と症状があるものです。]]>
        
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    <title>22. 運動後に血糖が上昇する？</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://dm-medical.net/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=10/entry_id=348" title="22. 運動後に血糖が上昇する？" />
    <id>tag:dm-medical.net,2007:/mt32/ichigata//10.348</id>
    
    <published>2007-05-15T06:14:23Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　インスリン治療している皆さんは、運動したあと血糖が返って上がってしまった、とい...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200705-1.gif" border="0" align="right">　インスリン治療している皆さんは、運動したあと血糖が返って上がってしまった、という経験はありませんか。<br>
　そんなことはまったくない、下がることばっかりで、低血糖にもなってたいへんだった、という方が多くいらっしゃるでしょう。しかし、「スポーツクラブ終了した後、かえって血糖がいつも上がってしまうのだ、不思議だ」という方がいらっしゃいます。<br>
　どう違うのでしょう。なにかが違うのでしょうか。

<div class="title3">インスリン分泌がまだ残っている人なら</div>

　こんなことも考えてみましょう。運動すれば血糖が下がるから、インスリン注射しなくてもいいのではないか、と考えたことはないですか。<br>
　経口血糖降下薬に追加してインスリン注射している２型糖尿病の方やインスリン注射量が少ない２型糖尿病の方は、また自分のインスリン分泌能力がそれなりに存在しますので、運動するとき、たとえばゴルフの時にインスリン注射量をグーッと減らしたり、単位数を半分にしたりすることはよくあります。

<div class="title3">インスリン分泌がもう枯渇した人では</div>

　でも、インスリン注射をしっかり１日に数回注射している１型糖尿病の方で、インスリン注射量を極端に減らして運動したら逆に血糖が上がってしまって、さらに気持ちが悪くなって病院に行った、そうしたら尿ケトン体も陽性になってしまった、という方はいませんか。そこまでいかなくても、しっかり運動しているのに、いっこうにHbA1c値が良好化しなかった、という経験はありませんか。<br>
　自分の膵臓のインスリン産生能がほぼ枯渇している１型糖尿病の方は、運動するとしても、インスリンがしっかり必要なのです。

<div class="title3">脂肪の分解、血糖値の上昇</div>

　インスリンがなければ、運動で消費されるエネルギーを調達するために必要な血糖を、血管から細胞の中にと取り込むことができにくくなります。体は逆に脂肪を分解してエネルギーを得ようとします。インスリンがなければ血糖は血管の中に滞ったまま、かつ使用（消費）されないので、血糖値はだんだん上昇していくことになります。<br>
　これは、１型糖尿病を発症した時と同じ状況ですね。また、現在の貴方がインスリン注射を２回ほど忘れた時に起こる現象と同じですね。<br>
　運動している時は血糖をエネルギーとして細胞が早くほしがるのですが、血中に血糖が十分にあっても（たぶん肝臓から糖分が溶け出しはじめることも起こっていると思われますので血糖値は上昇する方向に傾く）、これが細胞内へ調達できないので、すばやく脂肪を燃やしていくことになるので、早くケトーシスの方向に体が傾いていくとも考えることができます。

<div class="title3">運動とインスリン注射量</div>

　運動したあとに血糖が上がってしまう１型糖尿病の方は、運動し終わるころには血中に注射したインスリンがなくなってきているといえましょう。<br>
　運動する時のインスリン注射量の減らし方は、その人その人で異なるでしょう。自分でどの程度減らせばいいか、血糖測定しながら決めていきましょう。運動後に血糖値が上がるようなら、「減らしすぎ」であるとわかりますね。]]>
        
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    <title>23. 夜間にひどい低血糖になってもわからないんです</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/2007/06/23.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://dm-medical.net/mt32/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=10/entry_id=350" title="23. 夜間にひどい低血糖になってもわからないんです" />
    <id>tag:dm-medical.net,2007:/mt32/ichigata//10.350</id>
    
    <published>2007-06-18T07:11:47Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary> 夜間低血糖を繰り返す 　夜間に低血糖をおこしたくない、これは患者さんも我々医療...</summary>
    <author>
        <name>sss</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/">
        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200706-1.gif" border="0" align="right">

<div class="title3">夜間低血糖を繰り返す</div>

　夜間に低血糖をおこしたくない、これは患者さんも我々医療従事者も同じ考えです。特に小さいお子さんの場合、夜中に低血糖を起こした、ということをお母さんからお聞きしますと、原因がケアレスミスであるとわかっていても「申し訳ない」という気持ちでいっぱいになりま<nobr>す。</nobr><br>
　1週間に2回も3回も低血糖を起こすというなら、たとえ小さい低血糖であっても、夕食の内容とか、夕食前のインスリン量とか、寝る前のインスリン量とか、どこかうまくいかない、おかしいなというところがたぶんあるのでしょう。しっかり主治医の先生や医療スタッフと相談しましょう。低血糖になった日の、低血糖になる前の状況を、くわしくお話してください。<br>
　「どのように考えて解決していくか」というトラブルシューテングのいくつかは、拙書「<A HREF="http://dm-medical.net/mt32/ichigata/2005/12/4.html" target="_blank">小児・ヤング糖尿病-のびのびしっかりサポート</A>」（CBR社）に書きました。参考にしてみてください。

<div class="title3">久しぶりの夜間低血糖</div>

　久しぶりに夜中に低血糖を、ひどいのをおこした、というのなら、たまたま低血糖をおこしたということで、それはたまたまその日やその夜にいつもと違う、変わったことがあったということです。いつも注射しているインスリン量が常に多すぎる、というわけではないのですね。<br>
　なぜこんなことを言うかというと、たまたま低血糖をおこしただけなのに、インスリン注射量を次回から下げてしまう方がいるからです。<br>
　インスリン注射量を減らしてしまうと、血糖値が上昇してしまい、逆に血糖コントロールが悪化してしまいます。

<div class="title3">なぜ低血糖を起こしたか考えよう</div>

　低血糖を起こしたら、なぜ低血糖をおこしたのか、かならず考えてみましょう。なにか理由があるはずです。その日、なにか特別なことがあって、いつもと違うことがあって、低血糖をおこした、ということが多いのです。<br>
　この原因さえみつけることができれば、低血糖をおこしたけれどもそこから多くのことを勉強したということになります。とてもりっぱなことです。“失敗は成功のもと”ですね。

<div class="title3">インスリン注射に随分慣れたはずなのに</div>

　さて、次の話はもう大きくなった1型糖尿病の中学生や高校生です。<br>
　インスリン注射歴も10年以上で、現在のHbA1cは7％の後半、食前の速効型ないし超速効型インスリン3回注射とおやつの時に少量の超速効型インスリン、と寝る前のランタスインスリンというレジュメです。<br>
　インスリン注射量の調節（少量の単位数を動かす程度ですが）は自分でやっていて、お母さんはもうわからないといった状態。部活も積極的、食欲も旺盛で、いたって問題ない。<br>
　ところが、時に（年に2回か3回程度）夜中や明け方に、ひどい低血糖昏睡とけいれんをおこしてしまうのです。いつおこすかまったく予期できない。運動会があった夜でもないし、マラ<nobr>ソン</nobr>大会のあった夜でもないし。<br>
　しかし、何かあるのです。いつも同じ場所にばかり注射しているのに、その日に限って違うところに注射したとか、夕食が遅かったので血糖が上がってしまい多めに注射したとか。

<div class="title3">自分のことは自分でやる　それともうひとつ</div>

　小さい時はお母さんにインスリン注射や調節をお任せしますが、大きくなってもお母さん任せで、何も考えなく（責任インスリンのこともアルゴリズムも考えなく）、調節しているヤングがいます。たとえ、低血糖になっても親が助けてくれるから、親が横に寝ているから、というのです。<br>
　これでは、いつまでたっても自分で自分のことをやるのだ、という気持ちになりません。戸締まりと同じで、ひとりで住んでいればしっかりと戸締まりをしますが、だれかと住んでいるとやってくれるだろうという気持ちがあり、お任せしてしまいます。おんぶされた気持ち（おまかせの気持ち）になってしまいます。<br>
　安心ということも必要ですが、これから1人で社会にでていくわけで、たとえ低血糖をおこしても自分で考え、自分で処理していく心構えは絶対必要で<nobr>す。</nobr><br>
　1人暮らしをしていた方に恋人ができて、それから頻回に低血糖をおこしてしまうようになった、という方がときどきいます。<br>
　お聞きしますと、これまでは自分で考えてしていたが彼女がいることで気持ちに弛みがでてきて、低血糖になるかもとわかっていても、彼女がいるから大丈夫とどこかで思ってしまうのかも、と話ししてくれたことがありました。]]>
        
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    <title>24. 血糖値が気になって思うように食べられない</title>
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    <published>2007-07-10T07:30:07Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>　現在の日本では、医療機関を受診するたびに、血糖値やHbA1c値を測定します。イ...</summary>
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        <![CDATA[　現在の日本では、医療機関を受診するたびに、血糖値やHbA1c値を測定します。インスリン注射している方は、自宅でもご自分で血糖値を測定していることが多いかと思います（インスリン注射していても血糖測定はしなければならないことではないので、もちろんしていない方も多いです）。<br>
　どこにいても、血糖値が自分のまわりをまとわりついてくるのか！という感情をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200707-1.gif" border="0" align="right">

<div class="title3">1. 血糖値に振り回されているという気持ちがでてくると</div>

　インスリン注射して血糖自己測定している方のなかには、血糖がどうしても上下してしまって測定していてもまったく予測できなーい！と、もういやになっている方はいませんか。<br>
　今日もそのような方がいらっしゃいました。<br>
　食後に血糖が高かったと思うと、その日の夜は低血糖になったと言う。それも同じパターンではなく、朝食後の高血糖と夕食前の低血糖であったり、昼食後の高血糖と夜中の低血糖であったり。
　こんなとき、それにあわせてインスリン調節をしていると、さらに悪化して、もっと高血糖と低血糖がはげしくなることがあります。<br>
<br>
<b>注射部位のことも考える</b><br>
　以前にも書きましたように、注射部位の問題がまず挙げられます。これは、以下のようなことが重なっておこっていきます。<br>
　同じ場所だけに注射していると、その場所がすこし膨らんで脂肪が増加してきて、注射しても皮下からの吸収が悪くなってしまうのです。そうすると同じ量を注射していても血糖が下がらないことがおきます。
すこし場所が変わったところに注射したときは吸収がよいので、良く血糖が下がりやすくなることも起こってきます。血糖がとても上下してきます。

<div class="title3">2. 超持続型インスリン注射だけでも?</div>

　その方はご年配の2型糖尿病の方で、1日1回の超持続型インスリンを注射しています（頻回に注射している1型糖尿病の方より、普通なら血糖の上下はしにくいはずです。他の同じインスリン注射している2型糖尿病のご年配の方では、1日の血糖はゆっくりと上下する程度ですから）。なのに、意外な時に血糖が下がるし、思わないときに血糖が上がると、こまっていらっしゃいます。<br>
　どうして高血糖や夜中に目がさめるほどの低血糖をおこすのでしょうか。この方の性格はきっちりした方で、血糖値にとても敏感で、来院するたびに、血糖が上がってしまった、下がってしまったといわれる方です。<br>
<br>
　よくよくお聞きしてみますと、ご年配で家にいるだけなので、食後にくだものをそれなりにたべる、そうすると超持続型インスリンなのでこのような血糖上昇をすぐには下げられないので血糖は急上昇してしまうわけです。<br>
　そうすると、自分でこれはいけないと考えられて、夕食の食事量を減らしてしまう、そのために夜中に低血糖になってしまう、ということがわかりました。<br>
<br>
　よい血糖値を先生に見せたい、この一心なのでしょう。そのために、食事量がばらばらになってしまうのですね。まず食事量、食事の特に炭水化物量を一定にしてもらうことが第1ですねとお話しました。

<div class="title3">3. ハネムーン期</div>

<b>ハネムーン期の考え方</b><br>
　1型糖尿病が発症すると、たいていは入院（平均10日から2週間くらい）していろいろ1型糖尿病の治療に慣れていたただき、退院しますね。ケト－シス状態が軽く、アルゴリズムを含めたインスリン治療が良く理解できる方なら、入院しないで外来診療だけで治療開始することもあります。
　退院するころからインスリン注射量が減ってきて、退院後1カ月、2カ月すると、ときにはインスリン注射量を極端に減らさないと低血糖をおこすことがあります。これをハネ－ムーン期と呼びます。<br>
<br>
　ハネムーン期がどうしておこるのか？ですが、1型糖尿病を発症したといってもまだインスリン分泌がすこし残っている方がいます。この方にしっかりインスリン補充をしてあげますと、自分の膵臓のインスリン産生細胞が回復してインスリンを発症時より多く作りだすのではないかといわれています。そのために、注射量がだんだん減ってくる，減らさないと低血糖をおこしてくる、というわけです。<br>
<br>
　以前はインスリン注射をなしにしなければ低血糖をおこしてしまうようなハネムーン期が出現する1型糖尿病の患者さんもいらっしゃいました。
最近はどうしたわけか、ハネムーン期をもつ1型糖尿病患者さんがすくなくなりました。インスリンフリーになる患者さんはほとんどいません。<br>
<br>
<b>ハネムーン期のもうひとつの解釈</b><br>
　ところで、以前、ハネムーン期と診断された1型糖尿病の高校生（女性）が転院してきました。ところがよくよくお聞きしてみると、拒食症でした。食べていないので、インスリン注射量が減ってきたわけでした。<br>
　私達がまだ医者の卵だったころ、拒食症とか過食症などといった病気はみられませんでしたし、教わりもしませんでした。<br>
　もしかしたら、1型糖尿病のハネ－ムーン期というのは、1型糖尿病の方が発症してインスリン注射に慣れたころ、血糖を上げまい！として食事量を調節したためであったかもしれませんね。]]>
        
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    <title>25. 血糖を連続的に自動的に測定する機器（CGMS）</title>
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    <published>2007-08-21T05:48:27Z</published>
    <updated>2007-08-21T06:22:15Z</updated>
    
    <summary>改良されて臨床成績が多く積まれてきました 　皆さんもいろんなネットなどの情報や主...</summary>
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        <![CDATA[<b>改良されて臨床成績が多く積まれてきました</b><br>
<br>
　皆さんもいろんなネットなどの情報や主治医の先生からの情報で、この話は少しお聞きになっているかもしれません。Continuous glucose measurement system（CGMS）と呼びます。今回はこのCGMSの話です。

<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200708-1.gif" border="0" align="right">

<div class="title3">CGMSとは</div>

　簡単にいえば、細いセンサーを皮下に持続的に刺しておいて、細胞間液の糖分濃度を、センサー間に流れる電流の大きさに置き換えて、それをさらに血液中の糖の濃度（血糖値）に置き換えて一定の間隔で連続的に表示する機器のことです。<br>
<br>
　昔からこの方面の研究はされていました。グルコウオッチという腕時計のような機器を覚えている方もおられるでしょう。この機器は測定しても結果が出るのが20分後、血糖値もいまいちで、測定する時間がくるとセンターの刺さった皮膚部位にぴりぴりとした刺激があったりして、その後あまり市場にでなかったと聞いています。

<div class="title3">CGMSが広く使用されてきた</div>

　海外では昨今CGMSの機器が実用的かつ実践的な話となってきました。<br>
　もう数年前になりますが岩本安彦・東京女子医科大学糖尿病センター長が会長をした2004年の日本糖尿病学会の時には、企業共催のランチョンセミナーやイブニングセミナーにこの方面の専門家を呼びたいと希望するメーカーがなく、逆にこちらから是非CGMSに精通した先生をお呼びしてほしいとメーカーにお願いしたものでした。

<div class="title3">CGMSの良いところ</div>

　皮下にセンサーをほんのちょっといれて、連続的に、自動的に血糖を測定する、というアイデアはすばらしいもので、わざわざ指頭を穿刺して血液を出す必要がありません。<br>
<br>
　この機器の実用化により、これまで知り得なかった夜中の高血糖が発見されたり、低血糖が発見されたり、1日血糖4点などの測定回数ではつかめなかった高血糖、低血糖がわかりうるようになりました。たぶん、入院中の1日血糖の動きを把握するのにはとても良いように思います。看護師さんも大助かりでしょう。<br>
<br>
　また、自分で測定することのできない乳児に、低血糖をおこすとか高血糖をおこす稀な病気が発見されたときに、入院中の頻回血糖測定として、血液を採取しないのでCGMSの器械は大きな力となるでしょう。

<div class="title3">CGMSの限界、問題点</div>

　一方、国際学会や研究会ではCGMSの限界や問題点について討議されるようになってきました。CGMSが「血糖測定の王様」ではない、言い換えるなら「スペードのエース」ではない、ということを知っておかねばならない、という警告だと理解しました。そのうちのいくつかを述べてみたいと思います。<br>
<br>
　CGMSは穿刺することが不要と書きました。これは便利でうれしいことですが、血管中の糖分を測定していないということなのです。細胞間液の糖分（濃度）を測定しているに過ぎない。よって、その値を、時々通常の血糖自己測定で血糖測定した値と比べて、較正する必要があるのです。つまり、自宅でCGMSを行うのならSMBGも必要なのです。<br>
<br>
　それでは、SMBGの値と良い相関があるのでしょうか。これまでの報告によれば、SMBGの40mg/dL以下、400mg/dL以上はあてにならないようです。40から400mg/dLの間ならば、CGMSとSMBGの値には良い相関があるということです。<br>
<br>
　また、細胞間液の糖分を測定しているので、実際の低血糖を感じた時から数分の時差をもって低くなる、また血液内の血糖上昇がおこってきても数分くらいの時差をもってその血糖値を示すことになるようです。<br>
<br>
　最後に、CGMSの長期使用がSMBG長期使用（DCCTやKumamoto studyの結果がこれですね）より、ほんとうに有益なのかどうかの報告がまだないことを挙げていました。
　そして、まだ費用が高いことも付け加えておきます。

<div class="title3">今後の展望</div>

　今後はより精確なものへと、改良が進むと思います。<br>
　しかし、四六時中血糖がわかる、それも自動的に何分間隔かで続けて知らされてしまうのです。このことが日々の患者さんの生活に、どういう良いこととないしは良くないことをもたらすのか、また考える時がくるのではないか、と思います。]]>
        
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    <title>26. 海外へのインスリン製剤持ちだしは大丈夫？</title>
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    <published>2007-09-15T06:21:58Z</published>
    <updated>2007-10-15T06:23:05Z</updated>
    
    <summary> 機内への液体物持ち込み制限 　夏は海外に出かける方も多いことでしょう。 　海外...</summary>
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        <name>sss</name>
        
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        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200709-1.gif" border="0" align="right">

<div class="title3">機内への液体物持ち込み制限</div>

　夏は海外に出かける方も多いことでしょう。<br>
　海外にでかける時は「インスリンは大丈夫か？」、インスリン製剤を機内に持ち込めるか、荷物の中にいれてよいか？と不安になられることと思います。<br>
　平成18年8月10日の英国ヒュースロー空港でおきたテロ事件以来、たしかに出国の際の警備はきびしくなりました。これは、国際線民間航空機関（ICAO）による「国際線航空機内への液体物持ち込み制限」の導入という規制によるものです。わが国でも、平成19年3月1日からこの規制を国際線に導入されています。

<div class="title3">英文の証明書はいらない？</div>

　結論からいいます。インスリン製剤の機内への持ち込みはまったく大丈夫です。それから、旅行会社によってはインスリン製剤の中身を英文で書いたものがほしい、というところがあります。しかしながら、これは義務ではありません。<br>
　実際に、インスリン製剤や糖尿病であることの英文証明書なしで、私の患者さんは海外を行き来しています。先日はカリブ海のクルーズからもどってきた方もおられます。問題なしです。<br>
　また、ある方はお仕事で、アメリカ、ドイツをいったり来たりしておられますが、まったく問題なしです。

<div class="title3">問題は中身の解らない液体</div>

　それでは何が問題なのかと言いますと、医薬品、ベビーミルク／ベビーフード、特別な制限食など以外の、液体物です。つまり、ペットボトルの飲料水、化粧水の瓶、コンタクトレンズの洗浄液など、などです。<br>
　これらを機内に持ち込みたい時は、100mL以下の容器にいれて、透明なプラスチックバック（フリージングバックくらいの大きさがもっともいい）にいれて、手荷物検査の時に係りの方に見せればいいのです。

<div class="title3">インスリン製剤、注入器、血糖自己測定器は機内持ち込みで</div>

　インスリン針の余分は預ける荷物の中にいれてもいいですが、インスリン製剤、フライト中の必要な針、血糖自己測定器は手荷物として飛行機に乗りましょう。普通に手荷物検査のエックス線検査を通してください。</p>

<div class="title3">手荷物検査は国によってさまざま</div>

　手荷物検査は英国、アメリカなど先進国ではきちっとおこなわれています。<br>
　なにしろ、これらの国では、パーソナルコンピュータもカバンから出してエックス線検査を通す必要があるし、男の方はジャケットを脱ぐことも必要になるし、ベルトを取ることも要求されます。また履物も脱いで検査に出すことも要求されます。　でも、これらは英語が理解できなくても、係官からジェスチャーで指示されるので、心配はいりません。<br>
　2007年の夏に、学会参加のため、アフリカのガーナに出かけました。ドバイで飛行機を乗り継いで帰国しましたが、いずれの国でもまったくこのような検査はありませんでした。<br>　
　2007年の5月末に北京に行きましたが、この地はまた変わっていて、透明なプラスチックバックをわざわざ渡されます。渡された透明なプラスチックバックを使用しないといけないのです。<br>
　国によって、いろいろだなと思いました。

<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200709-2.gif" border="0" align="right">

<div class="title3">ともかく機内では水分摂取を忘れずに</div>

　それでは、水分を取ることなく、がまんしなければならないのか、と思われるでしょう。大丈夫です。この検査を通過すれば、つまり免税品を販売している場所などでは、ペットボトルの飲料水を購入することもできますし、そのまま機内に持ち込むこともできます。<br>
　また、機内では食事のあとにペットボトルの飲料水を配布されることも多いのですね。これはエコノミークラス症候群、つまり座りっぱなしと脱水による血栓症を予防するために、水分を摂取することがとても大事なこととされているからです。そして、足首などをこまめに回しておきましょう。<br>
　機内はとても乾燥しています。私も水分だけは十分に取るようにしています。]]>
        
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    <title>27. 海外での食事とインスリン注射量</title>
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    <published>2007-10-15T06:13:41Z</published>
    <updated>2007-10-15T06:21:31Z</updated>
    
    <summary> 1. どうも海外では日頃の勘が働かない？ 　少量のインスリンを注射している方は...</summary>
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        <![CDATA[<IMG SRC="http://www.dm-net.co.jp/ichigata/2007ima/200710-3.gif" border="0" align="right">

<div class="title4">1. どうも海外では日頃の勘が働かない？</div>

　少量のインスリンを注射している方ははっきりとわからないかもしれませんが、1型糖尿病の方などは、しっかりとそれなりの量のインスリンを注射しなければなりませんので、食事量や食事内容がいつもと異なると血糖値に大きく影響し、インスリン注射量を変更することがよくあります。<br>
<br>
　その例として、海外（たとえば欧米）で、「日本で食べている食事量とボリュームが同じだ」と考えてインスリン注射量を決めていると、低血糖になることがよくあります（もちろん高血糖になることも）。<br>
<br>
　日本では「これくらいの食事量ならこれくらいのインスリン注射量」でうまくいっていたのに、どうしてアメリカの食事ではうまくいかないのだろう、となります。自分のこれまでの勘が働かなくなったのではないかと、これまでの自信が揺らいだりもしたりします。

<div class="title3">2. 炭水化物の割合に注目</div>

　欧米の食事と日本食の違いの大きな点は、炭水化物の量にあります。逆にいうと、たんぱく質と油（脂質）が日本食と欧米食では大きく異なりますね。これは、カロリーはほぼ同じでも、ということです。炭水化物のエネルギーとたんぱく質・油のエネルギーの比率が日本食と逆になった、ということです。よって、とくに食前インスリン注射量が変わってくることになります。<br>
<br>
　なぜなら、食前の速効型または超速効型インスリンの注射量は、食物中の炭水化物の量が一番大きく影響します。炭水化物をどの程度摂取するのか、ここに重点をおいて考えましょう。<br>
<br>
<b>食前の速効型または超速効型を減らす</b><br>
　具体的には、アメリカにいって向こうの食事をするとなると、速効型または超速効型インスリンを日本の時の量より減らさないといけなくなります。日本にいたときと同じ量を注射すると食後2時間くらいでも、低血糖になりやすくなります。<br>
<br>
　ある方は、日本での食前インスリン（速効型または超速効型）の量を2/3くらいにするとちょうどよかったとおっしゃっていました。<br>
<br>
　まずは、食前インスリン（速効型または超速効型）の量をいつもの量より減らして、やってみるのがいいでしょう。<br>
<br>
<b>持効型溶解または中間型を増やす？</b><br>
　食前インスリン（速効型または超速効型）の注射量が減った分、ベースのインスリン量（持効型溶解または中間型）を増加することになるかもしれません。これは翌朝の血糖をみて、調節できますね。<br>
<br>
<b>混合型製剤2回打ちの方は？</b><br>
　混合型製剤の2回注射している方は、夕食前のインスリン量を減らすことになると、一度は寝る前の血糖測定も必要になるかもしれません。そして、調節していきます。<br>
<br>
　ただ、混合型製剤2回注射の方は、使っている混合型製剤にあった調節のやり方を海外にでかける前に先生に聞いておきましょう。<br>
　さて、いずれの場合も、帰国したらまた、もとに戻す必要があります。

<div class="title3">3. 民族によって異なる食文化</div>

　このようなことを考えていますと、民族によって、食事の内容が違うなあ、ということが分かります。もっと大所高所に立ちますと、農耕民族か狩猟民族かなどによって異なるのかもしれません。<br>
<br>
　我々日本人はもちろん農耕民族です。タイもベトナムも同じ農耕民族です。お米が主食です。タイやベトナムに出かけるときは、日本と同じでよい、といえますね。<br>
<br>
　中国も同じ農耕民族の食事かなと思っていたのですが、北京に出掛けてみて思うのですが、お米が主食であるとはいえないように思いました。食文化がどうもすこし違うように思いました。肉や油を多く使いますね。北京に住んでいる人は、騎馬民族の末裔でしょうか。<br>
<br>
　日頃親しんでいる日本のお米食文化について知っておくことも、海外へ出掛けたときにインスリン注射量をきめるためにも必要になるのだと痛感する次第です。]]>
        
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